ミニスカ仮面ライダー刑事6号、水原安奈(23)VSキングコング

水原安奈(23)
身長195cm 体重87kg 股下 95cm 太もも周り70cm 処女
第1章 猿の影
夜の悲鳴
――東京都西部、住宅街。
夜更けの路地を一人歩く女性の耳に、背後から重い足音が迫っていた。
「……?」
振り返った瞬間、街灯の下に現れたのは信じがたい影だった。二足で立ち、全身を黒い毛で覆われた巨大な猿。
人間の女の背丈を優に超える体躯。赤く光る両目が獲物を射抜き、鼻息が白く霧を吹いた。
「ひっ……!」
女性が逃げようとするより早く、その巨腕が振り下ろされる。バッグが吹き飛び、コンクリートの壁が叩き割られた。
悲鳴が夜に溶け、路地裏は再び静寂に包まれる。
残されたのは、ひび割れたアスファルトと、巨大な足跡だけだった。
猿型人間に連れ込まれた先で犯される女性
警視庁・捜査会議室
翌朝。警視庁捜査課の会議室。
壁には昨夜の現場写真が何枚も貼られている。裂けたコンクリート、引き裂かれた電柱、そして血のついたバッグ。
若き刑事・水原安奈(23) は資料をめくりながら眉をひそめた。
黒のロングヘアがきりりと揺れ、黒のシャツと白のジャケットの下に着こなしたミニスカートが椅子に触れる。
「……やはり、ただの獣じゃない。人型の猿……“怪人”と呼ぶべきかも」
課長が口を開く。
「目撃証言は一致している。二足歩行で、身長は二メートルを超える。襲われた女性は行方不明だ」
安奈は椅子から立ち上がり、冷静な声で言う。
「捜査に出ます。放置すれば第二、第三の被害が出る」
課長は一瞬ためらったが、頷いた。
「……頼んだぞ、水原。だが気をつけろ。お前はただの刑事じゃない。“ミニスカ仮面ライダー”6号なんだからな」
湖畔の足跡
午後、安奈は郊外の湖畔キャンプ場に車を走らせた。
そこは数年前に閉鎖され、今では廃墟のようになった場所だ。テントサイトの残骸、朽ちた遊具、ひび割れた桟橋。
風が冷たく吹き抜け、どこか異様な気配が漂っている。
「……ここね」
地面に膝をつき、土に残る足跡を確認する安奈。
通常の人間の2倍近い大きさ。深く沈んだ形は体重の重さを物語っていた。
その瞬間、背後で枝が折れる音。
安奈が振り返ると、木々の間から赤い眼が二つ光った。
「……来た!」
闇から姿を現したのは、昨夜と同じ人型の猿だった。
低く咆哮を上げ、地面を叩き割りながら迫ってくる。
変身
安奈はコートを脱ぎ捨て、腰に手をかけた。
ベルトを取り出し、腰に装着。
「ライダー・チェンジ!」
SE:キュイィィィィン――!
光がほとばしり、安奈の身体を包む。
次の瞬間、紫を基調にしたスーツに身を包んだ ミニスカ仮面ライダー6号 が立っていた。
ミニスカートの裾が翻る。
「私は水原安奈――警視庁の刑事。そして、悪を倒す仮面ライダー!」
人型猿は吠え猛り、突進してきた。
初戦
ドガァァンッ!
6号は両腕で受け止め、すかさず回転ハイキックを繰り出す。
しかし猿は分厚い前腕でそれを受け止め、逆に6号を弾き飛ばした。
「くっ……力が強い!」
木に叩きつけられながらも即座に身を起こす6号。
再び飛び込むと、サイドキックで側頭部を狙う。
猿は咆哮し、拳を振り下ろした。
拳と脚がぶつかり、衝撃波が周囲のガラスを割る。
「やるわね……!」
しかしそのとき、湖畔の木々から複数の影が現れた。
同じような猿型人間が、二体、三体……次々と姿を現す。
「軍団……?」
6号は戦慄した。これは単なる偶然の怪物ではない。
組織的に作られた“兵隊”たちだ。
章末
猿型人間の群れが円陣を組み、6号を取り囲む。
赤い眼が闇に浮かび、獣の息が波のように押し寄せる。
6号は両脚を広げ、戦闘態勢をとった。
「よし、まとめて相手してあげる……!」
湖畔の夜に、戦いの火蓋が切って落とされた――。
第2章 軍団の牙
1 包囲
風が湖面を走り、波紋が桟橋の板を湿らせた。
黒い影――猿型人間たちが、半月状に広がって6号を囲む。足裏が泥を踏み、湿った音を重ねる。どの個体も二メートル超、筋束は縄のように隆起し、肩から背にかけて硬質な“装甲毛”が生えている。首筋には同一規格の金属輪――抑制リング。
6号はヘルムのセンサーを起動し、視界の端にスペクトル解析の波形が立ち上がる。
6号(小声)「……心拍変動は薄い。興奮は機械的に制御されてる。やっぱり“兵隊”」
咆哮が合図になった。最前列の二体が同時に滑り込み、四肢接地からの跳躍。6号は一歩遅れて見せ、誘い込む。低く沈み、スウィープで足払い――が、分厚い脛で止められる。
「硬い!」
すかさず後方の一体が斜め上から両腕で抱え込みに来る。6号は軸足の踵を床に刺すように止め、後ろ回し蹴りを肩口へ叩き込む。鈍い破裂音。抱え込みの圧力が抜けた瞬間、二段ハイキックで顎、側頭へ繋ぐ。
一本目で視界を揺らし、二本目で平衡感覚を刈り取る。
三体目が前腕を盾に突進。6号は右手で前腕の外側を撫でて流し、膝裏へショートフロントキック。体勢が落ちた首元に、掌底――金属輪がひときわ大きく鳴った。
「リング……信号、出してる?」
ヘルムに警告表示。周囲の個体の瞳孔が一斉に収縮し、第二波。群れの動きが同期して速度を上げる。
2 群れの戦法
6号はライダー・スピンブレードへ移行。片脚を水平に伸ばして軸回転、ミニスカの裾が円盤状に広がり、縁の風圧で最短距離の個体の頬を削る。
が、第二列の二体が腕を交差して受け台を作り、回転軌道を止めに来る。
回転を切り、6号は踵落としに切り替えた。受け台の交差点へストンと落す。地鳴り。二体が沈む。
「次!」
背後。桟橋の柱を蹴ってきた影。壁走りからの飛び肘。6号は顔の半身をずらしてかわし、肘と肘を鈍く衝突させ、床を滑る勢いを逆利用して前転→踵のカウンター。
床板がミシッと悲鳴を上げた瞬間、湖面側から水飛沫。別個体が水中から“立って”現れる。水を嫌がらない――つまり肺より先に循環系が補助されている。
6号「なら――まとめて!」
腰を切り、スピニング・サイドキックで水際の個体を岸へ弾き上げる。逆足をバックステップで巻き取り、沼地へ踏まれない位置取りへ。
軍団は一度後退し、半円陣から楔形へ。中央に最も体格の大きい個体が出る。肩甲骨がせり上がり、背面の毛列が逆立つ。フェロモン? いや、通信波だ。ヘルムに微細なビート――超短波の同期信号。
6号(歯切れよく)「指揮個体、発見」
3 指揮個体との近接
踏み込み。6号はフェイントのニーリフトでリズムを崩し、外回し蹴りを首輪へ。金属質の火花。首輪のスリットが一瞬青白く光る。
即座にアームリバース――指揮個体の手首を取り、肩へ巻き込む。だが関節の可動域が異様に広い。逆に肩で押し潰すように回転してくる。6号は苦笑をひとつ。
「野生じゃない“設計”……!」
押し潰しの重力を横へ受け流し、側転→踵の刺し返し。指揮個体のこめかみが揺れた。間を与えず、ミドル→ハイの連段。肋骨の間で鈍い音。
そこへ左右から二体が抱え上げ投げ。6号は空で身体を畳み、ムーンサルト・ハイキックで二体の眉間へ順打ち。
着地と同時に手刀で抑制リングの固定ピンを狙う――カチッ。一本抜けた。
指揮個体が咆哮。群れが一斉に退く。センサーに波形。抑制リングが出力を増す――いや、切り替わる。
6号の視界の片隅、ノイズ。上空の雲間で黒い点が瞬いた。
4 黒い点
「……ドローン?」
湖面に黒い雨が落ちる。雨粒ではない。親指大のナノシード。板面に触れたそれが瞬時に糸状に伸び、床の割れ目へ潜る。
センサーが悲鳴を上げる。未知の周波数、水の導電率が跳ね上がる。湖水側の個体の毛がぬめる銀へと変容した。
6号「外部からの“更新”……!」
黒い点――小型円盤が雲間を横切り、微細な光を掃き散らす。指揮個体のリングスリットに楔形の光が走り、筋束がさらに一段、太く膨らむ。
群れのフォーメーションが切り替わった。前衛が四肢バネ式の跳躍、後衛は小石と金属片の投擲で視界を乱し、指揮個体が真っ直ぐ来る。
真正面の圧。6号は呼吸を一つ。重心を微妙に落とし、踵で床に点を作る。
「来い」
突進の刹那、6号はコンマ一秒の逆拍でステップ。相手の外側へ入り、カーフキック×3を刻み、脛の感覚を潰す。足が鈍る。そこへ軸足を切り替えた360°ハイ――ヘルムのHUDに**“弱点:側頭域の骨密度低下”の表示。
ハイキックの刃が、指揮個体の側頭を捕らえる。巨体がよろめいた。
好機。6号は首輪の第2ピン**へ指先を滑らせ――
「……ッ!」
背面。気配。後衛の一体が棍棒化した枝で突く。6号は上体を折り、スプリットで逃がす。裾が風に鳴る。すかさず足払い→膝頭への踏みで動線を断ち、掌底でリングの留めを――火花。
二本目も抜けた。
5 退避と追撃
群れが一斉に後退。指揮個体のみが足踏みで板を砕き、威圧を残して距離を取る。
6号は息を整え、ヘルムの通信を課へ飛ばす。
6号「こちら6号。湖畔キャンプ場で猿型人間の軍団を確認。首筋の抑制リングが制御中枢。上空に未確認機(UFO由来の可能性)。外部からのアップデートと思しき電磁反応も検出」
課長(通信)『……未確認機? 規模は』
6号「直径2〜3メートルの小型円盤が複数。今は雲間へ退避。軍団は再編中。指揮個体はリングピン2本切除で動揺、でもまだ余力」
課長『増援を回す。市街地への溢れを防ぎたい。時間を稼げるか』
6号「稼ぐ。――来るわよ、第二ラウンド」
湖の霧が濃くなった。霧の中から、新たな足音。増援だ。
6号は視線を走らせる。キャンプ場のメイン棟、その屋根の端に作業用ワイヤ。桟橋の係留ポールは三本健在。湖面には浮きタイヤ。
即席の戦場設計図が頭に描かれる。
6 戦場設計
6号は係留ポールの間にワイヤを渡し、足場の高さを二段作る。
霧。群れの先頭が飛び込み、足元の反射が揺れる。6号は低段でひとり、高段に“誘い”を置く。
先頭二体が下段を追い、三体目が高段へ。6号は下段で一瞬止まる――見せる動き。三体目が勝ちを確信して飛ぶ。
そこへワイヤを蹴り台にして逆走、上段側へ一気に到達。
高段の個体の顎にフライング・ニー、続けざまにハイキックでワイヤへ巻き付け、首輪の基部を引きちぎる。
金属音。リングが外れた個体は一瞬目を白くし、次の瞬間糸の切れた人形のように崩れた。
動きかけた二体が怒号。6号は浮きタイヤを踏み台に、ムーンサルト・ハイで二体を扇状に薙ぐ。水飛沫が銀の弧になった。
「リングを外せば――止まる!」
だが全ての個体が同じとは限らない。湖面奥から来た新個体は首輪が二重、ベースに黒い回路板が追加されている。外部更新を受けた上位仕様。
6号は舌打ちひとつ。
そのとき、雲間の黒い点が再び低空へ――小型円盤がメイン棟の屋根上に陣取る。
波形の強度が上がる。指揮個体の背がさらに広がり、胸郭が前へ割れる。毛皮の隙間から金属光沢が覗いた。
6号「改造……段階的に“機械”へ」
7 押し返す一手
6号はワイヤの固定を蹴り外し、張力を失わせて弾道を乱すトリックを仕掛ける。高段へ飛んだ個体が空中で重心を見失い、膝にハイ。
連続の踵落とし
で右から左、左から右へ。
