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静かな夜に溶けていく、無言の指先

部屋に入ると、彼女はほとんど言葉を発さなかった。

軽く会釈をして、静かに手で「こちらへ」と促すだけ。
BGMは流れていない。聞こえるのは、時計の秒針と息の音だけ。

シャワーを終えてマットに戻ると、照明が少し落とされていた。
その薄暗さの中で、温かいオイルが背中に落ちる。
じゅ…と肌に馴染む音。
指先がゆっくりと滑り、呼吸を合わせるように上下する。

「力加減、これくらいでいい?」
小さく問いかける声。
少しハスキーで、囁くようなトーンが耳の奥に残る。

腰、脚、太もも、そして鼠径部。
境界をなぞるようなタッチ。
触れていないのに、触れられている気がするほどの距離感。
思わず身体が動くと、
「…我慢しないでいいよ」
と一言だけ。

仰向けになると、彼女は静かに膝立ちになり、
オイルを掌で温めながら、
中心を包み込むように触れてきた。
ぬる…くちゅ…と音が響き、
指の腹が敏感な部分を滑るたび、体温が跳ね上がる。

「気持ちいい?」
そう言いながら、視線は合わない。
ただ、彼女の息が肌に当たって、体が反応する。
「もう…いい?」
と聞いた瞬間、ゴムを取り出して手際よく装着。

腰を落としながら、ゆっくりと沈んでくる。
ぬちゅっ…ぬちゅ…と、濡れた音が呼吸に混ざる。
目が合わないまま、彼女の腰が上下を繰り返し、
汗ばんだ肌が音を立てて絡み合う。

「…いい顔してる」
その一言の後、スピードが上がる。
視線を交わした瞬間、彼女の瞳がわずかに潤んでいた。
そのまま、全てを吸い取られるように果てた。

終わったあと、彼女はタオルで優しく拭き取りながら、
「この時間、好きなんです」
とだけ言った。
その表情は、最初よりもずっと柔らかかった。

感想:喋らない時間がこんなに濃いなんて思わなかった。
言葉よりも“触れ方”で全部伝わる。
静かなのに、記憶に焼きつく夜。

有料部分に
店名、女の子、記載してます。

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クリエイターのプロフィール
仕事仲間3人組で関東圏を中心に行動しております。
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