5億人ボタン

彼は駆け出しAV男優。芸名はFANZA輪尚樹。
女優さんとの絡みはまだない。
いわゆる汁男優。
この仕事だけではやっていけないので
掛け持ちでアルバイトをこなしながら日々の糧を稼いでいる。
巨乳女優さんと絡む先輩男優さんを横目に
自分もいつかスターダムを駆け上がってやる
そんな気持ちにFANZA輪は駆られていた。
現場を終え、次の仕事先へ向かう途中
ふと、怪しい雰囲気の露天商が目に止まった。

露天商「500,00,000人※5億人と性行為したら100万円差し上げますよ」
「これどういうの?」
露天商「こちらのボタンを押すと意識だけ仮想空間に飛ばされ、お客様の
好みの女性と性交渉して頂けます。5億人と性交渉して頂くと記憶は消去され
現実世界に戻り報酬が支払われます。記憶は消されるのでお客様には一瞬のことです」
なんの変哲もない箱状の押しボタンを見せる露天商。
躊躇しているFANZA輪の後から男性が顔を覗かせてくる。
「へぇー面白そうだね やってみるよ」
ボタンを押すと
ボタン下のトレイから帯付きの札束がスルスルと吐き出された。
呆然とする若者。
「?何?これだけで100万円?もう一回やろうかなぁ...」
露天商「お一人様一回迄の利用となっております。次回以降は...」
割って入るFANZA輪。
「俺にもやらせてくれ!!」
ボタンを押すFANZA輪。
背筋に走る快楽にも似た感覚。
・・

どこかで見た記憶のある個室プールにFANZA輪は立っていた。
壁にはカウンターが掲示されている。
「0/500,000,000人」
"性交渉したい女性像を指定してください"
早速、妄想を膨らませると目の前にシルエットが
現れてきた...

憧れの女優安齋ららが現れた。
百回は抜いた伝説女優。
あの安齋ららを目の前にしてFANZA輪は隆起した。
FANZA輪は彼女を抱いた。
乳を、尻を、膣を、彼女に欲望を吐き出した。
そして2人目,3人目と次々に憧れの女優たちを召喚する。


とっかえひっかえで行為に及ぶFANZA輪。
だがここにきて愚息はスタミナ切れを起こした。
インターバルが必要になったのである。
自分の性欲はリアルベースなのか...
しばしの休憩をとりつつ、冷静になる。
1日24時間3人として何年かかる計算なのだろうか?
500,000,000/3/365=456,621年?
人類の歴史よりも長い道のりなんじゃねーの?
まぁ仕方ない、今できる事をやるだけである。
人の煩悩は108。という事で108人の抱いてみたいセクシー女優さんを
リストアップしてみた。
1人目:安齋らら
2人目:長澤あずさ
3人目:恋淵ももな
4人目:卑弥呼
5人目:椎名舞
6人目:福原園美
7人目:麻美ゆま
8人目:飯島愛
9人目:山口玲子
10人目:JULIA
11人目:西村ニーナ
12人目:青山奈々
13人目:吉永あかね
14人目:後藤理香
15人目:鷲尾めい
16人目:春奈はな
17人目:菅野さゆき
18人目:吉根ゆりあ
19人目:西条るり
20人目:安奈久美
以下略
108人目:有岡みう←ここは譲れない。
これをローテーションするとして
4,269,630回ループすればミッション達成である。
という事で地獄のセックスマラソンが始まったのであった。
約3ヶ月後1週目をクリアした。
カウント数を見ると
「153/500,000,000」
やはり射精回数をカウントしているようである。
エロ以外はすることがないが
生物の究極目標は繁殖行為。
そして開戦から1年の歳月が経った頃
カウンターの数値は
「551/500,000,000」
55番目の女の子を紫堂るいに変えて
味変することにした。
そして
開始から約450,000年後
味変を繰り返しながら
FANZA輪はやり遂げたのである。
現実世界に戻される感覚が全身を包んでくる。
「記憶...消されるんだっけ?この性戯の技を持ち帰ることができたら
S級男優のスターダムを駆け上がることもできるのに...」
気づくと FANZA輪は露天商の前で立ち尽くしていた。
トレイからでてくる札束。
FANZA輪「俺,5億人と本当にやったの?」
露天商「記憶はリセットされるだけで確かに性交渉されていますよ」
FANZA輪「もう一回、押してもいい?」
露天商「2週目以降の方はこちらの"強くてニューゲーム"ボタンになります。
経験をこちらの世界に持ち帰ることができます。ただし110万円頂戴します」
FANZA輪「おー!じゃあATM行ってくるわ」
トレイに札束を戻して不足分を引き出しにコンビニへ向かうFANZA輪...
FANZA輪「よーし俺頑張っちゃうぞー!!」
鼻息を荒くするFANZA輪
FANZA輪「"強くてニューゲーム"で」
ボタンに手を添える
「"強くてニューゲーム"で真のエンディングを達成すると
仮想時間にて経過した時代で意識が戻ることになります」
かちり
FANZA輪「ふぁ?」
・・・虚な顔をしたまま立ち尽くFANZA輪。
彼の意識が戻ることは当分無さそうだ。
END
