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メンエス大臣

 

 

「風間大臣!そろそろ時間です。」

 

 

 

秘書の裕美の急かす声が聞こえた。

 

そうか、もうそんな時間か。国会で通さないといけない法案の件だな。

 

私の名前は風間通。

 

俳優と同じ名の、かざまとおるだ。

 

その名の通り、いくつもの法案を通してきた。

 

今回はかなり難関だ。それでも通さねばならぬ。

 

 

その前に、裕美とセックスしてリラックスしてから行きたいな。メガネ姿の高圧的な態度から乱れ始めた時のギャップは最高だ。

 

少しだけ脱がしてみた。相変わらずいい身体だ。

 

 

「もう!大臣!こんな時にそんなことやっている時間ないでしょ!」

 

小うるさいとこはあるが、可愛い秘書兼彼女なので従うしかない。

 

***

 

私は、今は最年少厚生労働大臣なんて肩書はあるが政治畑とは全く関係ない土壌で育った。

 

時は10数年前の学生時代に遡る。

 

全くモテナイし、冴えない地味地味キャラの大学生だった。 

 

光り輝いて、モテモテでヤリまくっている奴らとは全く真逆の学生生活を送っていた。 

 

それなりにバイトはしていて、何となく金もあったが、生存をしているくらいの感しかない程度の大学生活だった。

 

遊びに使う金がない分、意外とバイト代は貯まっていて、ふと何かに使おうかと思った。まあ、そこはモテナイ男なので風俗に使おうかと言うとこだが、筆下ろしでヤリ目的風俗ってのも・・・。

 

そこで、何やら淫靡な感じを受けるメンズエステというサイトに出会った。

 

何だこれは?

 

やらしいことしてくれるのか?

 

とにかくよくわからないがセクシーな感じにマッサージしてくれるのは間違いない。

 

当時は今ほどメンエス情報がなく、未知の存在だった。

 

ちょうど肩凝っているし、軽く行ってみようかなという程度で予約なしで入ってみた。

 

今思えば、ヘルス全盛期の時に、謎のメンズエステなるコンテンツに予約なしで飛び込もうとする勇気はどこから出てきたのやら。

 

脆弱なHPなので情報は激薄。ここがどれくらいのエロさを持っているのかを楽しみに、指定されたマンションに向かった。

 

 

玄関を開けた。

 

年齢はわからなかったが、自分からすると随分年上の雰囲気の人だったと思う。恐らく40代後半?

 

 

彼女の名前は雪さん。

 

若作りはしているが実に綺麗な熟女だ。

 

とにかく身を委ねることにした。

 

シャワーを浴びて出てくると、謎のパンツを履くことになった。

 

そして出てくると、衝撃的な姿の雪さんがいた。下着なのか水着なのかは分からないが、こんな姿でマッサージしていいのか?というくらい素敵な佇まいであった。

 

 

 

そしてうつ伏せから施術とやらが始まった。マッサージ屋さんとは一味違う距離感。

 

ん?これは何だ?マッサージにしては随分色っぽいぞ。

 

絶対おっぱいが当たっている。

 

当たってないなら嘘だ。

 

これがメンエスか?と思ったらそれは序章だった。

 

股の下を手で攻めてきます。後で覚えた「鼠径部」を攻められていたのですが、ここを触られると、あそこがビンビンになることを初めて知った。

 

勃ってはいけないのでは!?と思いながら、勃ったものは生理現象なので仕方ないと開き直ってはいたが。

 

カエル足という技で、確信した。これはエロマッサージなんだ。

 

しかもパンツがはだけてます。

 

もうビンビンに次ぐビンビンでどうにでもなれと思っていたら、四つん這いお願いしますと言われた。

 

随分スースー感が漂うのだが。

 

その後、玉はイジられ、竿までイジられ、おかしくなりそうな施術を我慢していると、何やらアナル周りも攻められています。

 

これは指でなく舌の感触だ!

 

シャワートイレでアナルラインが気持ちいいのは知っていたが、舌でアナルを舐められるとこんなに気持ちのいいものなのか!

 

人生初の快挙を成し遂げた後に待っていたのは仰向け施術。

 

今度は上から被さってきます。我慢できなくなっている時に、いきなり向こうからディープキスを求められてしまった。

 

「んんん・・♥️」

 

雪さんは舌をレロレロさせて濃厚なキスをしてくれました。それどころか、服を脱ぎだして、私の腕をおっぱいのところに持っていきます。

 

そして騎乗位態勢になったと思ったら、彼女はパンツをずらして、私のあそこを掴んでゴムも着けずに中に挿入するではありませんか!

 

これが女性のあそこの中なのか。

 

「気持ちよすぎます。もうイッテしまうのですが。」

 

とギブアップを申し出たら。

 

「中に出していいのよ♥️」

 

と、彼女は優しく呟きます。

 

秒殺でした。

 

私の童貞はこんな形で奪われました。

 

何だメンズエステというところは!風俗なのか!

 

と思いながら、新しい旅路の始まりを感じた。

 

その後メンエスにはまった私は馬車馬のように働き、そのバイト代全てをメンエスにつぎ込んだ。

 

一番のお気に入りの雪さんには定期的に入りながら、色々な人に入った。 

 

もちろん、エロいことをしてくれないメンズエステも多々あった。

 

それをド健全をひねって「土建」という言葉も覚えた。

 

生で入れさせてくれる雪さんのような人は生中だしをもじって「NN」と言われていたようだ。

 

エッチは「HR」と言われて、これが合格点の基準というのも覚えさせてもらった。

 

雪さんを越える施術の人は現れなかったが、色々入るうちにエッチへのアプローチの仕方も覚えて、連戦連勝状態で無双となっていった。

 

 

それだけでは飽き足らず、全ての施術を事細かく分析して研究資料としてパソコンに残すようになっていった。

 

そんなある日、ヨクストというサイトに出会った。そのサイトは、皆さんがより‘’良く‘’メンズエステライフを送るために作られたものだった。

 

投稿してみた。なにやら報酬がもらえるみたいだ。

 

今まで集めた膨大なデータを放出していくだけで、バカ売れした。

 

そうすると、貰った報酬で新規開拓兼ねてダブルヘッダー、トリプルヘッダー当たり前で、半ば仕事のようになっていった。

 

 

そんな時に土建に当たると、逆に新鮮で感謝してしまうことも。

 

そんなこんなで趣味と実益を兼ねて集めた膨大なデータと資料は誰にも真似が出来ないレベルの代物となっていった。

 

そしてあろうことか、大学の卒業研究の論文のテーマを、

 

「メンズエステにおける心理学と行動学」

 

として発表した。

 

そんな前代未聞の論文テーマが何故か脚光を浴びてしまった。

 

そして、メンズエステを学問の一環として捉えた功績を称えられて、華々しく学会デビューさせられたのだ。

 

世の中にはありえないことが起こるものだ。

 

まさにセンセーショナルなテーマに沈滞気味だった世の中を明るくさせていった。

 

時代の寵児となった私は、次々とメディアからインタビューを受け、メンズエステを表舞台にのし上げていったのだ。

 

「流れの中の暗黙の了解」

 

によって行われる男女の行為は、表向きには、自然の流れで違法ではない!との世間の風潮。

 

世間も認めたコンテンツとなり、世は一大メンズエステブームとなっていったのである。

 

私は大学院に進み、メンズエステ学の研究に没頭し若き名誉博士となった。

 

それでも飽き足りず、新たに目標が出来た。

 

それは政界進出。

 

単なる「自然の流れなので暗黙の了解」なんていう、免罪符のようなものではまだまだダメだ。

 

堂々と健康的にマッサージを受けて、その流れでお互いのご褒美として素敵なことが起こっているのだ。

 

これを合法化させようではないか!

 

メンズエステは、世の流れを受けて厚生労働省の管轄となっていた。

 

そして、その使命を元に担ぎ上げられたメンエス先駆者の私は押しも押されぬ厚生労働大臣まで一気に上り詰めた。

 

まさにその合法案可決の時が今だ。

 

「メンズエステでの性行為を合法とする!」

 

ついに議会で可決した。

 

これで世の男は、堂々と日の目を浴びたマッサージの一環としてメンズエステに通うことが出来る。

 

長かった道のりではあるが、自分の人生を切り開いてくれたメンズエステがここまで来るとは。

 

そういう自分は、とうの昔にメンエスライフは枯れ果てて、秘書の裕美との熱いセックスのみで満足するようになっていた。

 

大臣室に戻ってきた。

 

「おめでとうございます♥️もう乳首はビンビンよ。早く舐めて♥️」

 

 

「ではご褒美よ♥️」

 

 

 

相変わらず支配的でエロい秘書だ。

 

満足しかないセックスライフは送らせてくれている。

 

 

しかし、それはそれ。

 

裕美には申し訳ないが、1人だけ特別にメンエスに通っている。

 

どうしてもメンズエステライフで唯一忘れられないのは雪さん。

 

彼女にはもう入ることは出来ない。

 

彼女はすでに還暦越えてセラピストとして引退をしていたのであった。

 

では、今、唯一通っているセラピストって?

 

 

今は彼女の娘でもある、みゆきさんの施術を受けているのである。

 

「おかえり!」

 

「ただいま!みゆきさん!法案通ったよ!」

 

そして堂々と、彼女と熱いキスを交わした。

 

***

 

だが、私の野望は飽き足りない。

 

メンエスを厚生労働省の管轄でなく、独立させて別の新省庁に異動させたい。

 

そう、私が作りたいのは風俗省。メンエス省でも良いが、語呂がいいので風俗省とした。

 

風俗全般をアングラでなく表舞台の言葉として認知されたいからだ。

 

 

その初代大臣になるのが夢だ。

 

まだまだ戦いは続いていったのだった。

 

風間の風は

 

「風俗」の風間でもあったのだ。

 

そして、後に新設された初代ノーベル風俗賞を手にして栄誉を手に入れることになるのだか、それはまたは別の話で。

 

 

 

クリエイターのプロフィール
メンエス命。あの迫りくるゾクゾク感と、最高級の施術をしてもらった時の達成感が楽しみで通ってます。 イケメンではないおじさんの実体験に基づく記事です。
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