さよならが言えないキスの温度

#0 出会い ― 新宿の夜に落ちた影
金曜の夜、新宿の雑居ビルにある小さなダイニングバー。
会社帰りの綾は、同僚の美咲に誘われて合コンに参加していた。
その場にいた男性の中で、ひとりだけ柔らかい笑顔を浮かべていた青年――悠斗。
「綾さんって言うんだよね?よろしく」
その声は軽いのに、不思議と安心感があった。
話してみると、距離の詰め方が自然で、綾の緊張をほどいていく。
帰り道、夜風に髪が揺れたとき、悠斗が言った。
「綾さん、髪きれいだね」
その一言が、綾の胸に静かに落ちた。
――この人、危ないかもしれない。
そう思ったのに、心はもう動いていた。
#1 抗えない甘さ ― キスが心をほどく
合コンの夜、綾のスマホが震えた。
「さよならが言えないキスの温度」を購入する
この記事のURL
おすすめタグ
