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Memoria 借りた記憶の夜

2050年の東京では、記憶貸出アプリ「メモリア」が流行っていた。

失恋の痛み、初恋の甘さ、忘れられない夜の熱――大切な記憶をデータ化し、他人に「貸し出す」ことができるサービスだ。

借りる側は、その記憶を自分の体で追体験することができる。

 

俺、田口悠人は、夜何気なくメモリアのアプリをスクロールしていると、ある匿名投稿が目に留まった。

 

【貸出記憶:初体験の夜(女性・25歳)】

詳細:彼氏と、初めて結ばれた高校最後の夏。甘くて、少し痛くて、すごく幸せだった。でも今はもう、別れた過去。

貸出期間:24時間 料金:1,000円

※ 東久留米市在住、25歳男性限定特別価格

 

これは安い。そういえば、女性の記憶は借りたことがなかったな。思い切って借りてみよう。

 

好奇心半分で「借りる」を押した。

頭に軽い電流が走り、視界が揺れる。

 

夕方17時。

なんだか懐かしい雰囲気の部屋。

綺麗な二重の丸い目、通った鼻筋、ポニーテールの長い髪。

鏡に映るのはなんと、、、香澄だ。

 

ーー

香澄は高校3年生から、社会人2年目まで7年付き合った元カノ。社会人になって少しずつすれちがうようになり、最後は俺が浮気をして傷つけて、しかも逆ギレまでして別れた。

 

ーーー

 

記憶が強制的に流れ込む。途中キャンセルは、できない。

 

薄暗い、ここは高校時代の俺の部屋か。

ベッドの上に、18歳の俺がいる。

短髪で、少し照れくさそうな顔。

18歳の香澄(今は俺)は、制服のスカートを握りしめながら、彼(俺)に抱き寄せられる。

 

「本当にいいの?」

男の俺の声が、低く響く。

香澄の体で、俺は頷く。

唇が重なる。

俺の唇は、なんだか乾燥していて少し痛い。

自分の舌が、自分の口の中に侵入してくる。

なんだこれは。でも脳が蕩けていく。

 

セーラー服がゆっくり脱がされ、下着ごしの胸に、男の俺の手が触れる。

乳首が硬く尖り、指でつままれるたび、体がびくんと跳ねる。

「あ……悠人……」

香澄の声で、俺は喘ぐ。

 

自分の名前を、自分の体で呼ぶ感覚に、背筋がぞわぞわする。

男の俺が、俺の脚を広げる。

指が下着をずらし、直接触れる。

ぬるぬるとした蜜が指に絡みつき、入り口を探る。

「香澄、ちょっと濡れてる……俺のせい?」

男の俺が笑う。

俺は顔を赤らめながら、腰を浮かせる。

指が表面を優しくなぞる。快楽が電流のように走る。

恥ずかしくて、でも興奮して、下腹部が熱く疼く。

 

「入れて……」

香澄の声で、俺は懇願する。

男の俺が覆いかぶさり、硬くなったものを押し当てる。

ゆっくりと入り口を広げ、沈み込んでくる。

少しの痛みと、一緒に広がる満ち足りた感覚。

根元まで繋がった瞬間、俺は自分の体を抱きしめながら叫んだ。

「悠人……」

動きが始まる。

腰がぶつかる湿った音。

汗が混じり、肌が肌に吸い付く。

男の俺が、俺の胸を揉みしだき、乳首を強く吸う。

 

「悠人、気持ち良いよ……」

嘘だ、本当はちょっと痛い。でも、俺は自分自身を更に求める。

 

俺が香澄と初めて繋がった夜を、香澄の体で追体験する。

心がつながっていると感じられる瞬間、快楽が頭を走る。

男の俺は限界を迎え、奥深くで熱いものが弾ける。

香澄の身体も自然と震え、俺は心から幸せを感じていた。

 

朝。

 

記憶の返却通知が来た。

体はまだ熱い。

股間はわずかに湿り、胸の奥が疼く。

鏡を見ると、そこにいるのはいつもの俺。

でも、あの夜の感覚は、俺の中に強烈に残り続けている。

香澄に与えた快楽が、今度は俺を苛む。

アプリを開くと、同じ記憶の投稿がまた上がっていた。

 

【貸出記憶:初体験の夜(女性・25歳)】

詳細:昨日借りた人へ。これで本当にさようなら。

クリエイターのプロフィール
総合商社で稼いだお金(約毎年500万円)を、メンエスに注ぎ込む。 東京のメンズエステの記事を中心に書いていきたい。
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