橘あや──1ヶ月ぶりでも話が早かった夜。もう“確認”はいらなかった
2026年01月19日 22:28
2026年01月20日 20:27
更新履歴
2026年01月20日 20時27分
2026年01月19日 23時54分
2026年01月19日 23時48分
2026年01月19日 22時28分

1ヶ月ぶりだった。
出張が入って間が空いたが、部屋に入った瞬間、橘さんは間違えなかった。
「久しぶりですね」
社交辞令にしては早すぎる反応で、
しかも名前を確認する素振りがない。
この時点で、少なくとも“覚えられていない客”ではなかった。
他の子も正直、少し気になってはいた。
ただ、ここに来た理由はそれじゃない。
可能性があるかどうか。
それだけだった。
施術前のやり取りは短い。
前回の話題を軽くなぞるだけで、深掘りはしない。
安心感はあるが、馴れ合いではない、ちょうどいい距離。
ベッドに座る彼女の仕草は落ち着いていて、
こちらの様子を探るというより、
「今日はどう出るか」を静かに待っているように見えた。
この時点では、まだ“健全”の枠内だ。
少なくとも、表向きは。
ただ、
着替えを終えて横になった瞬間、
空気がわずかに変わる。
説明が短い。
確認が少ない。
そして、触れるまでが早い。
「じゃあ、始めますね」
その声が、前より少し低かった。
ここで確信した。
今日は、
前回までの続きとして扱われている。
顔なじみとして許可は得た。
そしてこの先は、
もう無料では書けない。
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