ログイン 新規登録

おめこ券

昨今、世間を騒がせている「米の物価高騰」。

それに匹敵するほど深刻なのが「出生率の低下問題」である。

本作は、その難題に真正面から挑んだ新総理と、主人公の日常を描いた物語である。

 

 

 

 

「出生率をV字回復させる!」

選挙時から発言がブレないその姿はまさに漢そのもの。

出生率の回復を公約に掲げ、国民を熱狂の渦に巻き込んだ。

その結果、誰もが納得する総理大臣となったのである。

 

 

そんな新総理の政策により、男性国民の手にあるものが届いた。

 

「お米券」ならぬ「おめこ券」である。

 

男性が券を渡せば、渡された女性と性行為ができるシンプルなもの。

これで出生率向上を狙ったのだ。

 

おかげで街は性欲で溢れ、カフェも居酒屋も出会いの場と化した。

 

誰もが手にした紙切れ一枚で、日常が一変していったのだ…

 

 

だが数か月も経たないうちに問題は起きた。

都市部には美人が多く、出生率は右肩上がり。一方で地方の出生率は下がってしまった。

 

「地方創生になっていない!」と野党が叫ぶ。総理は頭を抱え、政策を打ち出す。

 

そう、「Go To おめこキャンペーン」である。

 

「観光と出生率を同時に上げる!」

そんなスローガンに、俺は釣られた…

 

 

 

俺は券を手に観光バスへ乗った。

目的地は、温泉で有名な地方都市だ。

 

到着すると目に入ったのは「Go To おめこ対象!」と掲げた旅館だった。

 

チェックインを済ますと、浴衣姿の女将が俺を案内した。

年齢は30前後だろうか、色白で品がある。

 

部屋に着くと美人女将が一言。

「……券のご使用はこちらでよろしいですか?」

 

 

帯の結び目からは真っ白な乳房がこぼれそうに覗いていた。

 

券を渡すと女将は静かに畳へ座り、帯をほどいた。

白い肌、美しい乳房、恥じらう仕草…

 

俺は抑えきれず彼女を抱き倒し、唇を重ねた。

「んっ…」

唇を重ね、乳房を揉み、綺麗な脚を大きく開かせる。

「んっ……あんっ……」

甘い声に導かれ、俺は深く突き入れた。

「アンッ…アン……」

温泉の湯気のように熱く絡み合い、果てるまで互いを求め合った……

 

 

 

翌朝、ロビーはざわついていた。

テレビの画面には大きく

 

「出生率向上、政策は大失敗」の文字。

評論家たちが口々に辛辣な言葉を並べている。

 

俺は特に言葉もなくチェックアウトを済ませた。

玄関先で昨夜の女将が頬を赤らめ、小さく手を振る。

その姿を見て、思わず口元が緩む。

 

靴を履き、外に出る。

頬をなでる風がやけに心地よい。

ふと見上げると、空には大きな虹が。

それは政策の失敗を嘲笑い、俺の満足を祝福するかのように、鮮やかに架かっていた。

 

クリエイターのプロフィール
大阪在住のおっさんリーマンです。 メンエスときどき健全店開拓してます‼️ CFNM好きかもしれないと思う今日この頃。
この記事のURL
おすすめタグ