逃げられない陸上部最速のお姉ちゃんの電気あんま

僕には姉がいる。名前は美咲姉ちゃん。高校2年生で、陸上部に所属する美女だ。学校ではその美貌と抜群の運動神経で有名で、特に短距離走では部内で一番足が速い。男子からも女子からも憧れの的で、クラスの男子なんか「あいつに追いかけられたら絶対逃げられない」と冗談半分で言うほどだ。でも、その冗談が僕にとっては現実なんだ。なぜかって? 姉ちゃんは僕に対して、昔から「電気あんま」という拷問を仕掛けてくるからだ。
僕が小学6年生の時から始まったこの悪夢は、今でも続いている。中学2年生になった今でも、姉ちゃんの気分次第でそのターゲットにされる。しかも、一度始まったら絶対に逃げられない。陸上部で鍛えた脚力と持久力、そして何よりその執念深さで、僕は毎回完膚なきまでやられてしまう。
その日もそうだった。夕方、僕がリビングでゲームをしていたら、部活から帰ってきた姉ちゃんがドカッとソファに座ってきた。制服から陸上の練習着に着替えたばかりで、汗ばんだ体からはほのかにシャンプーの匂いが漂ってくる。顔は整っていて、長い髪をポニーテールにまとめている姿は、まさに「陸上部のエース美女」って感じだ。でも、僕にはそんなの関係ない。姉ちゃんの視線が僕にロックオンした瞬間、背筋に冷たいものが走った。
「ねえ、弟くん。ちょっと退屈してるから遊ぼうよ」
その声は甘ったるくて、明らかに何か企んでるトーンだった。僕はゲームに集中するふりをして無視しようとしたけど、無駄だった。次の瞬間、姉ちゃんがソファから飛び降りて、僕の足をガシッと掴んだ。
「や、やめろって!」
僕は叫んだけど、姉ちゃんの力は半端じゃない。陸上部で鍛えた腕力と脚力で、あっという間に僕を床に押し倒してきた。そして、ニヤリと笑うと同時に、あの恐ろしい言葉を口にした。
「電気あんま、開始~!」
