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同僚の母乳妻 真由美(分冊版6)

第四話『立ち飲み屋での搾乳』(2)

 

胸の張りを抱えたままトイレを後にして真由美は園崎の元に戻ると何ごともなかったかのように振舞った。

新たなビールジョッキを傾けながらつい胸の張り具合を心配してしまう。

明らかに飲んだ分だけ乳房にアルコール交じりの栄養が巡り母乳となりあふれ出てしまう。

多乳体質の胸が恨めしく思いながら真由美は勧められるままビールを口にした。

 

ふいに園崎が照れたような口調で口を開いた。

 

「でも内田には僕からもガツンと言っておきますよ。こんなイイ女放っておくな!って」

 

その一言に救われたような気持にもなったが同時に夫の夜の誘いを無下にする態度が真由美を重い気持ちにさせた。先日も夜の誘いを持ち掛けたものの夫からは避けられたことを思い出してしまう。自分でも嫌になるくらい変わり果てた乳房を生理的にも受け付けられないと言わんばかりの態度が園崎の言葉で変わるわけがない。

 

つい強がりの笑みを浮かべて真由美は手を横に振った。

 

「いいんですって。園崎さんも多分、夫から聞いているでしょうけどもう私のことをもう女としても見てくれていませんから」

 

自虐的な会話の振り方に園崎も苦笑いで場を濁すかと思っていたが真由美にとって違う反応が返ってきた。

じっと見つめる園崎のまっすぐな視線は先ほどまでの調子を合わせた軽いものではなく、真由美を否定も肯定もしない目で見据えていた。

 

「気にしすぎですよ。内田が何を言ったのか知りませんけど真由美さんはとっても魅力的な女性です」

 

「またまたお上手なんですから」

 

「本当のことしかいってませんよ」

 

園崎のおもはゆい言葉に照れるように真由美はあえて否定の言葉を口にした。

もっと園崎の言葉を聞きたい、自分でも嫌になる産後の変りはてた自分を女として見てもらいたい。

そんな思いが園崎を試すように自虐の言葉を紡ぎだした。

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クリエイターのプロフィール
母乳小説家。 物心ついたころから性欲があり母乳に魅了された半生を創作活動にぶつける拙い文章書き。
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