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ミルクルーム(分冊版5)

第七話「加奈と宏」

 

「大丈夫だって」

恵子が奈緒美を振り返って微笑んだ。

初めての客の所へは必ず一緒に行って確かめることにしていた。加えて奈緒美はこれが初めてなのだ。

チャイムを押すと、痩せた男が顔を出して真っ赤になった。

「こんにちわ。入ってよろしいかしら」

「ど、どうぞ…」

男は玄関わきの階段を上がっていく。恵子は奈緒美を先に上げ、ハイヒールを二つ並べて後に続いた。

「今日はどうも……」

部屋の入り口で二人を抑えながら男がぼそぼそと言う。

(高校生ぐらいね。照れちゃってるんだわ。可愛いもんね)

恵子はにっこり笑って部屋の中に置かれた座布団に腰を下ろした。奈緒美を招き入れると、

「こちらが奈緒美さん。よろしくお願いしますね。…あなたは?なんとお呼びすればいいのかしらね」

「ひ、博之です…。……あ、あの、お茶でも……」

博之と名乗った男は部屋の入口に立ったまま答え、階下に降りて行った。

 

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クリエイターのプロフィール
母乳小説家。 物心ついたころから性欲があり母乳に魅了された半生を創作活動にぶつける拙い文章書き。
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